ドラフトで本指名6人。独立リーグ→
プロ野球を急増させた「直接対決」 (5ページ目)
発足当初は、球界の本流を外れた選手も多く、学生野球や社会人野球の組織から「ウチに不義理をして出て行った選手を指名したら、今後ウチからは選手を出しませんよ」という、暗にNPB側に忖度(そんたく)を求める圧力もあったという。
またNPBサイドには「行き場を失った選手に大枚を支払うことはない」と足元を見る風潮もあった。しかし、独立リーグが年々洗練され、レベルアップしていくなか、即戦力を期待できる有望選手を他球団にさらわれないためには、育成ではなく本指名せざるを得ない状況になっている。
もはや独立リーグはアウトローな存在ではない。アマチュアからNPBへの"パイプライン"として確固たる地位を確立しつつある。
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