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ハマスタの新名物。
唯一無二の「セカンドアップ」を見よ! (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by ©YOKOHAMA DeNA BAYSTARS

「段々と球場の音響を使いたくなりましてね(笑)。しかし、球場(横浜スタジアム)はすでに(音の)スケジュールが決まっていると。そのなかで、一度オープン戦でやらせていただいたところ、これが素晴らしいんです。球団も『これなら』とOKをしてくれて、今のように球場の音響を使えるようになったんです。やはり大音響だとやり応えがあります。ビジターの球場ではホイッスルと手拍子だけなので、ちょっと物足りないですね(笑)」(塚原氏)

 当初、このセカンドアップに、選手たちは照れやプレッシャーを感じていたという。

「お客さんに見られていますからね。そこをキャプテンの筒香(嘉智)が先頭になって引っ張ってくれた。彼は若いですが、ただ言うだけでなく、一生懸命になって行動で示してくれる。ほかの選手も『筒香がやっているなら、オレもやらなきゃ』と。非常に助かっています」(塚原氏)

 その筒香は「リズムよく、ノリノリでできますよね。(従来のより)いいんじゃないですかね」とセカンドアップへの印象を話してくれた。ほかの選手はどうか。

「野球はリズムが大事だと思っています。リズムを取りながらアップすることで、試合のなかでも無意識にリズムを取れるようになった面もあります。しっかりとリズムを取りながらアップしています」(桑原将志)

「僕自身、リズム感がある方ではないので、最初は難しかったですね。ただ、わかりさえすれば、音楽に乗れるのでダラダラすることもなく、気持ちも高まっていきます。なんというか......一定のリズムで毎日ゲームに入れるところがいいですね。僕のなかでは『楽しい』という言葉を使ってもいいぐらいです。今日から曲が変わるようなので、どんな歌になるのか楽しみです」(関根大気)

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