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逆転優勝へ! 日本ハム快進撃を支える助っ人4人の心意気

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 日本ハムは6月19日から15連勝を記録し、7月の首位ソフトバンクとの直接対決を5勝1敗。8月5日からのソフトバンク3連戦でも2勝1敗と勝ち越し、最大11.5あったゲーム差を現在「4」まで縮めている。

 その原動力となっているのは、投打で圧倒的な力を見せつけている大谷翔平や、現在パ・リーグ打点王の中田翔、さらには10勝を挙げている有原航平といった選手たちだが、4人の外国人選手もまさに"助っ人"と呼ぶにふさわしい活躍でチームの快進撃を支えているのだ。

現在パ・リーグ本塁打王のレアード現在パ・リーグ本塁打王のレアード  今回、その4人に話を聞くと、全員が「逆転優勝への手応えはあるし、それを信じている」という言葉が返ってきた。ルイス・メンドーサ、ブランドン・レアード、クリス・マーティン、アンソニー・バースの4人の言葉が力強いのは、次の成績を見れば納得できる。

ソフトバンクのチーム別対戦成績

日本ハム/7勝12敗1分(勝率.350)

ロッテ/11勝4敗1分(勝率.733)

楽天/11勝4敗1分(勝率.733)

オリックス/11勝4敗(勝率.733)

西武/10勝4敗1分(勝率.714)

(成績は8月8日現在)

 他球団が大きく負け越しているなか、日本ハムだけが善戦どころか、勝ち越しているのである。厚沢和幸ベンチコーチはこの結果について、「外国人選手の存在が大きい」と言った。

「どうしても日本人のプレーヤーたちはソフトバンク戦、特にヤフオクでの試合となれば、独特な雰囲気に呑まれてしまうんです。でも、ウチの外国人選手はソフトバンク相手でも怯(ひる)んだりしません。勝つために必死になってプレーをしてくれる。ほかの選手たちも彼らのプレーを見ることで、『(ソフトバンクは)意識するほどでもないんだ』と勇気づけられます。それにつきます」

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