2016.08.11

ハマスタの新名物。
唯一無二の「セカンドアップ」を見よ!

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by ©YOKOHAMA DeNA BAYSTARS

 ベイスターズが試合前に行なう「セカンドアップ」が楽しい。情熱的なラテン系音楽に合わせて、飛び跳ねながらアップする選手たち。従来のような選手が隊列を組んで「イチニッサン、ニィニッサン、サンニッサン」とやるアップとはまるで違い、じつにクールなのである。

「お客さんも楽しめる、試合前のちょっとしたショータイムを意識して、今シーズンから始めました」(塚原賢治コンディショニング・グループリーダー)

ラテン系のリズムに合わせてやる「セカンドアップ」は選手たちからも好評のようだ ほかに例のないこの「セカンドアップ」はどのようにして生まれたのか。きっかけは、昨年12月にプロ野球12球団のトレーナーが一堂に会したS&G(ストレングス&コンディショニング)研究会だった。

「セカンドアップを『魅せるものにしたい』という考えは以前からあったんです。そのなかで、S&G研究会でリズムトレーニングが紹介され、すぐに『これだ!』と。すぐ講師の方に相談して、すぐに我々の横須賀の練習場に来てもらいました」(塚原氏)

 塚原氏が「すぐ」という言葉を3回も使ったのは、「他球団の二番煎じになりたくない。いちばんにやらなければ意味がない」という強い思いがあったからだ。

 リズムトレーニングのコンセプトは「音に合わせること」と「地面との接地時間を短くすること」なのだが、野球には「股割り」など地面と密接な動作もあることから、動きを野球用にアレンジ。今年の1月には、新人合同自主トレでテスト導入。2月の紅白戦やオープン戦では、手持ちのスピーカーで音楽を流してのセカンドアップとなった。