逆転優勝へ! 日本ハム快進撃を支える助っ人4人の心意気 (4ページ目)
「アメリカではバケツのような、もっと大きいヤツで水をかけるんだけどね(笑)。こういうパフォーマンスはもともとの性格もあるけど、みんなに楽しんでもらおうと思ってやっているんですよ」
そしてレアードはこう続けた。
「日本の選手たちは、ちょっと真剣すぎるところがあるからね。僕も試合中は真剣だけど、試合前や試合後はリラックスした方がいいと思う。これから厳しい試合が続くし、そこを乗り切るには気持ちの切り替えが大事になってきます。戦いが終わればエンジョイすること。そのために僕は"モチベーター"として、ほかの選手がリラックスできるように、ふざけていきますよ(笑)。もちろん試合になれば話は別で、真剣なプレーで少しでも勝利に貢献していきたいと思っています」
残り40試合ちょっと。優勝の可能性はまだまだ残されている。
「僕はケガの影響もあって、一度は野球をあきらめた人間です。その自分が、日本で野球をしているなんて、まったく想像できないことでした。でも、今ここで楽しく野球ができていますし、後悔はしていません。このチームで優勝の喜びをわかちあいたいです」(マーティン)
「僕は11歳のときに少年野球のメキシコ代表選手として札幌で試合をしたことがあるんだ。ファイターズと契約できたときはこれが運命だと思ったし、僕はビールが大好きだから、優勝してビールかけができたらこれ以上の喜びはないでしょうね(笑)」(メンドーサ)
ファイターズの頼もしい"助っ人"たちは、最期の最後まであきらめない戦いを見せてくれるはずだ。勝負の8月、ファイターズの戦いから目が離せそうにない。
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