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当たり外れで順位が激変。セ・リーグ新外国人の「優良度」チェック (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

◎巨人
ギャレット・ジョーンズ(内野手)/36試合/打率.213/6本塁打/18打点

 開幕5試合で3本塁打と最高のスタートをきったギャレットだったが、その後は相手バッテリーから厳しい攻めにあい、打率は急降下。四球を19個選ぶなど、出塁率は.333とまずまずだが、4番打者として不甲斐ない日々が続いている。

「ギャレットは決して悪い打ち方じゃないんだけど、遊びがないから苦労しているよね。だから、落ちるボールや半速球に同じような空振りをしてしまう。中日のビシエドと比べたら、素人が見えてもバッティングの柔らかさの違いがわかると思います」(山﨑武司氏)

「ギャレットはとにかく真面目で、練習も一生懸命する。たしかに、今は結果を残せていませんが、このまま使い続ければ、それなりの結果は残すような気がします。あとは本人が悩みすぎないこと。そこが重要になってくると思います」(野村弘樹氏)

◎阪神
マルコス・マテオ(投手)/17試合/0勝1敗10セーブ/防御率1.47
ラファエル・ドリス(投手)/13試合/1勝1敗4ホールド/防御率4.50
マット・ヘイグ(内野手)/19試合/打率.242/1本塁打/7打点

 開幕直後はチームの勝利に貢献したヘイグだったが、徐々に数字を落とし、現在は二軍で調整中。その一方で、マテオとドリスの両投手が奮闘。今や「勝利の方程式」に欠かせない存在となっている。

「ドリスがいいですよね。ボールにスピードがあって、しかもよく動く。さらに、落ちるボールもある。日本で成功しそうなタイプの投手です。5月7日のヤクルト戦(甲子園)で5失点し、防御率を下げてしまいましたが、マテオとふたりで勝ちパターンをつくっていくんじゃないでしょうか。抑えを務めているマテオは、キャンプ、オープン戦はスライダー一辺倒でしたが、ここにきて真っすぐを投げ始めている。ストレートとスライダーのバランスが取れてくると、鬼に金棒になると思います」(野口寿浩氏)

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