プロ野球の危機だから胸に響く「スパーキー・アンダーソンの金言」 (5ページ目)
これらのスパーキーの言葉は、“ストライキ”に対してのもので、今回の日本の“賭博問題”とは性質的に違う。しかし、「プロ野球がどうなってしまうのか」という根本の部分で、スパーキーの苦しみや野球への愛情に共感できる部分も多いのではないだろうか。
この先、さらなる暗いニュースが飛び込んでくる可能性は否定できない。しかし、プロ野球はこれまで多くのファンの日常の一部として、喜びや悲しみ、大げさに言えば“生きがい”を与えてくれた。時代は急速に変化し、スパーキーの言葉は時代遅れかもしれないが、野球は永遠に不滅であってほしいという気持ちは変わらない。選手たちが素晴らしいプレーを見せることで、信頼が戻ってくることを願うばかりだ。
おそらく今、スパーキーならこう言うのではないだろうか。
「ベースボールの長い歴史を考えてごらん。今ではディマジオも去った。メイズもコーファックスも去った。そして私も去った。でも野球は続いている。そう、野球は永遠に不滅なんだ」と。
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