2016.03.21

ヤクルトに拾われた男・坂口智隆が連覇の使者となる!

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

 ヤクルトにはセ・リーグ連覇を目指すにあたり、2つの懸案事項があった。守護神・バーネットを失ったブルペン陣の質を保つことと、出塁率の高い「1番・センター」の出現だ。その「1番・センター」については、解消されそうな気配が漂っている。

2011年にはパ・リーグ最多安打のタイトルを獲得した坂口智隆

 オフに獲得した坂口智隆が、ここまで(3月20日現在)オープン戦に全試合出場し、打率.392と好結果を残している。

 坂口はキャンプ中の練習試合やオープン戦でヒットを重ねても、発言は一貫していた。

「拾ってもらったことに感謝していますし、今の僕はオープン戦であれ、シーズン中であれ、結果を出してアピールしていくしかありません。チームにはいい外野手が多いので、競争に勝って試合に出たいですし、このチームのピースとしてうまくはまり、優勝してみたいですね」

 型通りの言葉のようにも思えるが、オリックスでレギュラーを獲得した2008年からの成績を見れば、本音であることがよくわかる。

2008年 142試合 150安打 打率.278
2009年 137試合 167安打 打率.317
2010年 138試合 172安打 打率.308
2011年 144試合 175安打 打率.297
2012年  40試合  36安打  打率.228
2013年  97試合  88安打  打率.230
2014年 122試合  76安打  打率.235
2015年  36試合  28安打  打率.262