谷繁元信監督がキッパリ断言。「今年のドラゴンズは面白くなる」 (6ページ目)
谷繁 はい。みなさんに勘違いしてもらいたくないのは、ただ単純にパフォーマンスなどで明るくというわけではなくて、一瞬一瞬の野球を楽しむこと。我々プロが楽しむということは、高いレベルでその勝負を楽しむということです。キャッチャーであれば「このバッターをどうやって抑えるか」。バッターであったら「このピッチャーをどうやって打つか」と。そのプロならではの勝負の楽しさを、「オレはこういうものだ」というものを、グラウンドの中でファンの人たちやメディアに対して表現してもらいたいですよね。
野村 自分を表現することは、プロとして大事なことだよね。
谷繁 弘樹さんも、『すぽると』で自分なりの表現をしていますからね。僕から見るともうちょっとくだけてもいいんじゃないかなと思うところもありますけど(笑)。
野村 いやいや。あまりくだけると説得力がなくなるからね。あれでいいんです! でも、シゲも今年で監督3年目。もう、セ・リーグでは最年長監督だからね(笑)。専任になってまた野球の見方も変わってくるだろうし、これまでとはまた違ったドラゴンズ、そして谷繁監督が見られると思っているよ。若いチームだから育てながら勝つのは大変だろうけどね。
谷繁 プロのチームである以上、目指すのは日本一しかありません。そこはどんな状況になろうとも、変えることはないです。その上で選手を育てるということですよ。そこは絶対にブレませんよ。
野村 今シーズンもセ・リーグはどこが優勝してもおかしくないからね。3年目の正直に期待しているよ。頑張って!
おわり
■撮影協力/ぐらすうっど(横浜市青葉区)
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