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谷繁元信監督がキッパリ断言。「今年のドラゴンズは面白くなる」 (4ページ目)

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva 寺崎敦●取材協力 cooperation by Terasaki Atsushi
  • 小池義弘、五十嵐和博●写真 photo by Koike Yoshihiro、Igarashi Kazuhiro

野村弘樹氏(写真右)に今シーズンの巻き返しを誓った谷繁元信監督野村弘樹氏(写真右)に今シーズンの巻き返しを誓った谷繁元信監督

谷繁 あとは、自分がやろうと決めたことを根気よく継続できるかできないかじゃないですか。それをやり遂げることによって強さが出てくると僕は思ってます。だから、キャンプの成果が出てくるのもこの先。地道に継続していくことが大事だと思っています。

野村 その口ぶりからすると、秋のキャンプは相当手応えがあったようだね。

谷繁 手応えというよりは、「今年は面白いだろうな」っていう思いはしています。

野村 もうスタメンは決めているの?

谷繁 決めていません。全部が競争ですからね。キャッチャーには木下拓哉というルーキーが入りましたし、野手でもファーストに新外国人のダヤン・ビシエドを獲りましたが、福田(永将)や森野(将彦)次第では外野に回すことも考えていますし、サードは(高橋)周平や森野で競争。二遊間では亀澤(恭平)は出てきたけど、荒木(雅博)も健在。ショートも遠藤(一星)だけでなく、阿部(寿樹)という新人にエルナンデスもいる。外野も、ライトは平田(良介)でセンター大島(洋平)は決まりだとみなさんは思うかもしれないですけど、藤井(淳志)だってセンターを守れるし、古本(武尊)というべらぼうに肩の強いやつもいます。その辺も競争になるでしょう。

野村 高橋周平は、今年5年目で勝負の年になるよね。

谷繁 そうなるでしょうね。僕も最初の4年間は一軍の試合にただ出されていたっていう状況でしたから、彼の境遇はかぶるところもあります。このオフも、台湾に行ったり、自分で何かを掴もうともがいていますけど、まだまだ彼が持つ能力からすれば、物足りないですね。でも、求めるレベルを下げることはしません。常に上のレベルを考えて見るようにはしています。

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