谷繁元信監督がキッパリ断言。「今年のドラゴンズは面白くなる」

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva 寺崎敦●取材協力 cooperation by Terasaki Atsushi
  • 小池義弘、五十嵐和博●写真 photo by Koike Yoshihiro、Igarashi Kazuhiro

谷繁元信×野村弘樹 対談(3)

 2015年シーズンをもって27年の現役生活に別れを告げ、今季から専任で中日ドラゴンズの指揮を執ることになった谷繁元信監督。はたして、3年連続Bクラスのチームをどのように立て直すのか。かつてのチームメイトで盟友の野村弘樹氏が直撃した。
(前回の記事はこちら)

日本一と世代交代を目標に掲げる谷繁元信監督日本一と世代交代を目標に掲げる谷繁元信監督

野村 では今季のドラゴンズについてだけど、選手を引退し、専任監督になって初めて迎えた秋のキャンプはかなり充実していたようだね。

谷繁 そうですね。やっぱり、3年連続Bクラスっていうのは、なかなか僕も味わったことがないですからね。ここから上がっていくためには練習するしかないですよ。

野村 そうだよね。それで、専任監督はやっぱり兼任と比べて違う?

谷繁 まるっきり違いますよ。自分のことをやらなくていい分だけ時間が増えたので、練習を見る範囲、時間というものが劇的に増えましたからね。

野村 キャンプ初日のナインを前にした円陣で、「何もありません」と言っていたけど、四の五の言う時間があったら練習させたいという姿勢が見えたよね。

谷繁 選手に対して言いたいことは、シーズンの最終戦が終わった時にみんなの前で言いました。改まって今さら「頑張ろう」とか言ってもしょうがない。僕が選手だったら、そんな話聞かないですもん。それよりも練習をやってる中で、必要なことを言ってやるほうが聞きますからね。弘樹さんもそうだったでしょ。

野村 確かにそうだよね。練習の最中に言われるほうがしっかりと頭に残る。

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