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選手プロデュース弁当に注目。太るのも納得!?の「松坂弁当」 (2ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

【ソフトバンク】
 各球団が凝った弁当名なのに対して、ソフトバンクの場合は「内川弁当」「柳田弁当」「松坂弁当」など、「選手名+弁当」というシンプルなネーミング。価格はおおむね1300円で、一部1500円。パッケージに選手の写真が描かれているものの、「選手ステッカー」あるいは「選手カード」などのオマケはなし。コンビニ弁当はもちろん、駅弁よりも割高なのだから、もう少し球場弁当ならではの「スペシャル感」がほしいもの。とは言え、例外的に「今宮弁当(1300円)」には、アイドルのようににっこりとほほ笑む「今宮カード」が付いていた。

 最初にご紹介したいのが「松坂弁当(1500円)」。通常の選手弁当が1300円なのに、松坂大輔は、「工藤監督弁当」「松田弁当」と並ぶ1500円という強気の設定。割高なのは、松坂獲得資金回収のためなのか? 他の弁当との決定的な違いは弁当箱の材質だ。他の選手弁当が紙製なのに対して、松坂弁当はプラスチック製の頑丈なもの。

 ワクワクしながらふたを開けてみる。すると、説明書きが添えられている。そこには内容紹介とともにこんな一文が。

『松坂選手が活躍した横浜とアメリカにちなんだ食材を詰め込みました』

 横浜高校、そしてメジャー時代のことを指しているのか。通算108勝をマークし、最も活躍した「埼玉時代(西武ライオンズ時代)」を黙殺しているのはライバル球団としてはやむを得ないところか? 気になる中身だが、他の弁当とは一線を画す高級ビーフを使った「USビーフのBBQソース焼」をメインに、横浜中華街をイメージしたのか、「チャーハン」、さらに「黒豚しゅうまい」が4個も。特筆すべきは「マンゴープリン」と「ワッフル」だ。デザートの入った弁当は数多くあるけれど、2種類もスイーツが入っていたのは松坂弁当だけだ。「だから太るんだよ!」というファンの不満の声が聞こえたような気がした。

白飯にチャーハン、さらにデザート2種と高カロリーの松坂弁当白飯にチャーハン、さらにデザート2種と高カロリーの松坂弁当

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