パ・リーグにもMVP問題。大本命はあの選手!?

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ソフトバンク3年ぶりのリーグ制覇が近づいてきた。チーム打率.280、得点588は断トツのリーグトップで、チーム防御率3.15もオリックスに次いで2位。さすがは世界のソフトバンク! 堂々たる戦いを見せつけてくれた。だが、そんなソフトバンクに巨人と同じ問題が起きているという。

最多勝、最優秀防御率をはじめ、複数のタイトル奪取が予想される金子千尋最多勝、最優秀防御率をはじめ、複数のタイトル奪取が予想される金子千尋

 えっ、何? 巨人と同じ問題!? 主力選手のケガが相次いだが徐々に戻ってきたし、ベテランの不振もあったが控えや若手選手が見事にカバーし、優勝は目前だし......。

「MVP問題です。実は、ソフトバンクが優勝した場合、MVPが誰になるのかで意見が分かれているんです」(パ・リーグ在阪球団担当記者)

 そっちの問題ですか......。でもまあ、確かにWeb Sportivaでも9月18日に掲載した「セ・リーグに大問題。MVPの該当者なし!?」で巨人のMVP問題については触れたが、ソフトバンクには3割打者だっているし、リリーフ陣も磐石だし、、一体どこが問題なの?

 とりあえず、頭の中を整理してみたい。まずはソフトバンクの主力選手のここまで(9月23日現在)の成績を見てみよう。

■野手
内川聖一/打率.313、18本塁打、73打点
中村晃/打率.310、4本塁打、59打点
柳田悠岐/打率.308、14本塁打、68打点
李大浩/打率.302、18本塁打、67打点
長谷川勇也/打率.299、6本塁打、53打点

■投手
スタンリッジ/25試合11勝7敗、防御率3.08、奪三振123
中田賢一/24試合11勝6敗、防御率4.07、奪三振114
攝津正/21試合10勝7敗、防御率3.57、奪三振84
五十嵐亮太/60試合、1勝2敗43ホールド、防御率1.26、奪三振68
サファテ/62試合、6勝1敗37セーブ、防御率1.10、奪三振92

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