【プロ野球】11ゲーム差から逆転。西武に何が起きたのか? (3ページ目)
「故障者もいたけれど、上本(達之)、大﨑(雄太朗)、星(秀和)とその日、その日の『孝行息子』が出てきてくれた。すでに底上げはできている。負傷の穴を埋める選手の出現が、成績をここまで上げられた理由だ」
まさかの離脱を強いられる直前、栗山はこんな話をしていた。
「やっぱり、首位に立つと気分はいいですね。ゲーム差を縮めることを目標にやってきて、これから日本一に向かっての戦いが始まる。若手の頑張りでこれだけのゲーム差を追いつけたから、ここからは経験ある選手が踏ん張るところ。本当の戦いはこれからです」
2008年以来のリーグ優勝、そして日本一へ――。キャプテンの無念を誰もが理解しながら、西武ライオンズは『本当の戦い』に向かっていく。
※記録は8月21日時点
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