【プロ野球】小久保裕紀、2000本安打達成までの「サムライ秘話」 (3ページ目)
「正直、オールスター前の復帰は難しいと思った時期もありました。でも、残り1本。その気持ちが回復を早めたと思う」
6月24日、2000本目の安打は豪快な一発とはいかなかったが、センターのやや左へ弾むクリーンヒットはやはりバットを振りきる美しい打撃フォームから生まれた。
「福岡で決められたことが何よりも嬉しい」
スタンドは総立ちとなり、地元のヒーローの偉業を讃えた。
「歓声のあまりのすごさにウルウルきた」
一塁ベース上の小久保の瞳にはうっすらと涙が光っていた。
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