【MLB】アストロズで頼れる存在になるために 今井達也に必要なのは"鈍感力"と"第3の球種" (2ページ目)
「例えばですけど、同じように見えるバットが2本あった時、握ると1ミリの違いがわかるんですよ。ほかの人が感じられない部分を感じてしまうがゆえに、人が気づけないところに気づいちゃう。日本では、あまりなかったんです。日本全国、基本的に同じような気候ですよね。それがアメリカでは、地域ごとに全然違うのですごく苦労します。人よりも身体が繊細なんだなと、こっちに来て感じました」
【速球、スライダーを生かすために必要なこと】
そんな今井にとって必要なのは、"鈍感力"のようなものを身につけることだろう。適応までに多少の猶予は与えてもらえるとしても、すでに13試合に先発したとなれば、もはや"スモールサンプル"とは言えない。3年総額5400万ドル(約87億6600万円)という契約を交わした選手であれば、自分には合わないマウンドであっても試合を作ることが求められるのは当然だ。
オールスター前の最後の登板となった7月7日のワシントン・ナショナルズ戦では、今後に向けた課題として、速球、スライダー以外の"第3の球種"を磨く必要性を話していた。
「なかなかスライダーに空振りしてくれないというか、ファウルで粘られることも多かった。球種がもうひとつ、チェンジアップなどが加わるだけで、ちょっと違うのかなと。常時、ストライクゾーンに投げれるような球種があればいいなと感じましたね」
ここまでの今井はスライダーが全球種の44.8%、4シームが43.3%と、先発としては極端な"2ピッチピッチャー"だ。そのほかは、ツーシームが6%、スプリットが4%、チェンジアップが1.3%、カーブが0.6%と使用頻度は極めて低い。
今井は、2種類の球種でここまでたどり着いたことを誇らしく感じているとも話していたが、打者のレベルが高いMLBでは投球のバリエーションを増やせるに越したことはない。決め球はもともと自信を持っている速球、スライダーで変わらないとしても、見せ球やカウントを整える球としての"第3の球種"が確立できれば面白くなる。
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