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佐々木朗希「メジャー初勝利」で評価はどう変わる 勝利数より重要な「先発回数と防御率」は? (3ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

【ルーキー佐々木に求められるもの】

 また、佐々木はドジャースのエースではない。2番手でも3番手でもなく、開幕当初のローテーションに並んでいた5人からすると、佐々木(とダスティン・メイ)は4番手か5番手といったところだろう。あとの3人は、ブレイク・スネルとタイラー・グラスノーに山本だ。

 昨シーズンのドジャースで先発10登板以上の8人中6人は、防御率3.50を超えていた。あとのふたりは、防御率3.00の山本と防御率3.49のグラスノーだ。その前の2023年は、防御率2.46のクレイトン・カーショウと防御率3.76のボビー・ミラーに、あとの6人は防御率4.30以上。それぞれの先発20登板以上は、2024年がふたり、2023年は4人だった。

 これまで日本のプロ野球で投げていたとはいえ、佐々木が20試合以上の先発マウンドに上がり、防御率3点台を記録すれば、先発4〜5番手としては及第点、あるいは上出来と言ってもいい。

 白星については、もちろん自身の投球以外の要素も絡む。1995年の野茂は、最初の6登板は防御率3.82で0勝1敗だった。そして7登板目に初白星を挙げ、そこから6登板で6勝を挙げた。その一方で2012年のダルビッシュは、初登板の1回表に4点を取られて5.2イニングで5失点したが、白星を手にしている。

 ただ、白星の数よりも重要なのは、佐々木がドジャースに勝つチャンスをもたらしているかどうかだろう。少なくともメジャー初勝利を含む直近4登板は、その役目を果たしている。

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