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ヒロド歩美がMLB現地取材で体感した日本人選手へのえげつない注目度 子どもたちの大谷翔平人気を実感 (3ページ目)

  • 堤 美佳子●構成 text by Tsutsumi Mikako
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【MLB開幕戦・東京シリーズは大興奮の2日間】

 キャンプ取材から帰国後、3月18、19日に東京ドームで行なわれたMLB開幕戦、カブス対ドジャースの2連戦も取材しました。とくに印象的だったのは、開幕戦の独特の雰囲気。満員の東京ドームでしたが、試合開始直前は異様な静けさに包まれていました。

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 クレイトン・カーショウ投手が「息をするのもつらかった」とコメントしていましたが、本当に張り詰めた緊張感がありました。そんななかで、カブスの今永昇太投手が歴史的な開幕戦の第1球、さらには今シーズンのメジャーリーグの第1球を投げた瞬間は、鳥肌が立ちました。

 大谷選手の打席では、ビールの売り子さんが動画を撮る観客の邪魔にならないように一旦販売を中断するという光景も見られました。観客全員が大谷選手の打席に注目し、その一挙手一投足を目に焼きつけようとする。あの雰囲気は本当にすごかったです。

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