藤浪晋太郎と契約してくれるメジャー球団はあるのか? バウアーのようにメキシカンリーグから復帰を探る道も (5ページ目)
懸案の制球難は、改善されていないように見える。100マイル以上の速球を投げるとはいえ、メジャーリーグ契約を申し出る球団が現れるのは難しそうだ。マイナーリーグ契約も得られるかどうかのボーダーラインではないだろうか。
マイナーリーグ契約を手にすることができなかった場合、トレバー・バウアーのようにメキシカンリーグで投げる道もある。メジャーリーグの球団から声がかかった場合、退団できるという契約も可能だ。もっとも、そこからメジャーリーグに復帰する選手は、ごくわずかしかいない。
著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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