大谷翔平の移籍先チームを考察「来季打者のみ」でもラブコール止まらず 本命は? (4ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki
  • photo by AFLO

【来季もエンゼルスでプレーするミラクル再契約も?】

 なお、エンゼルスとの再契約はない気がするが、断言はできない。

 たとえば、契約2年目が終わった時点で大谷から契約を打ち切ることができる「オプト・アウト」の条項をつければ、大谷は投手としてのリハビリ期間と復帰1年目をこれまでと同じ環境で過ごすことができ、なおかつ31歳でFA市場に出るチャンスもある。それまでにエンゼルスが勝てる球団に生まれ変わっていれば、契約を打ち切らずに残ってもいい。

 順当にいけば、ドジャースが本命のように見える。もっとも、選択するのは大谷自身だ。これまで勝ってきて、今後もそれが続くであろうドジャースではなく、自分が加わることで勝てる球団となりそうな、ポテンシャルを持った球団を選ぶ道もある。

プロフィール

  • 宇根夏樹

    宇根夏樹 (うね・なつき)

    ベースボール・ライター。1968年8月14日生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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