MLBポストシーズン開幕。ダルビッシュ有、菊池雄星、プホルス...ワイルドカード進出の8チームを紹介! (4ページ目)

  • 岡本“MOBY”拓也●文 text by Okamoto “MOBY” Takuya
  • photo by AP/AFLO

強力投手陣で21年ぶりのポストシーズン

◎シアトル・マリナーズ(第5シード) /90勝72敗

【先発予想】
Game1:ルイス・カスティーヨ
Game2:ローガン・ギルバート
Game3:ロビー・レイ

 今季のブルージェイズ戦はカナダからファンが大挙押し寄せ、「ビジター化」してしまったホームゲームで1勝2敗だったものの、7月のロードでは14連勝中の真っ只中ということもあり4連勝。通算5勝2敗と勝ち越した。

 投手陣はトレードデッドラインで獲得したルイス・カスティーヨが期待どおりの活躍を見せて第1戦の先発に抜擢。10月からカナダの法律が変更となりワクチン未接種でも入国可能となった2021年サイ・ヤング賞投手のロビー・レイ、2年目ながらWAR(勝利貢献指標)が今季チーム投手で1位のローガン・ギルバートといった先発陣は駒が揃っている。

 また「ロス・ボンベロズ(消防士たち)」との愛称がついたリリーフ陣も強力。21年ぶりポストシーズン進出の立役者となった。

 そしてイチローの愛弟子であり、ルーキーとして史上3人目となる25本塁打&25盗塁を達成したフリオ・ロドリゲスが腰痛から10月3日に復帰。健康な状態でワイルドカードに臨めるかがカギとなるだろう。ただ、ベンチから代走や守備で貢献するサム・ハガーティがシーズン終盤にケガでIL入りし、スコット・サービス監督を悩ませている。

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