大谷翔平の打撃は不調なのか。現地記者たちが「問題ない」と断言する理由と数字 (4ページ目)

  • 澤良憲●文 text by Sawa Yoshinori
  • photo by AP/アフロ

「大谷選手は"馬鹿げたスイング力"を持っている男です。そのおかげで本塁打や長打が出ているわけですから。常に最高速度でボールを打てるわけではありませんし、大谷選手にはフルスイングが求められているので、シングルヒットを打つことなどに集中できなくなっている可能性はゼロとは言えません。

しかし、18日からのアストロズとの3連戦では、たったの2三振で出塁率も.429でした。彼はまったく問題ないし、今でも世界最高の選手であることに変わりはありません」

 著者はエンゼルス地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』で番記者を務めるジェフ・フレッチャー記者にも大谷の打撃について意見を求めた。しかし彼は、「大谷選手の打撃について何かを語るにはまだ早すぎると思いますよ。彼は大丈夫です」という回答を得た。

このように現地メディア関係者の見解によれば、現時点の大谷は投打ともに「まったく問題ない」ようである。打撃の調子も取り戻し始めた大谷に、さらなる躍動が期待できそうだ。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る