大谷翔平「投手で4番」はあるか。登板日に打席に立つ可能性もある (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 2018年の得点圏打率.350に比べ、昨年の大谷選手は得点圏打率.292と数字を下げてしまいました。つまり、今年チームが大谷選手に求めているのは、ランナーを一掃する勝負強いバッティングです。

 多様な戦術を持つマドン監督は、大谷選手の登板日に打席にも立たせる可能性はあると言っています。「4番、ピッチャー、大谷」という場内アナウンスが聞けるかもしれません。高校野球のような「エースで4番」として、チームを勝利に導くバッティングに期待したいです。

 次は、今年からメジャーリーグに挑戦するふたりのルーキーに求められる役割について紹介します。まずは、タンパベイ・レイズに入団した筒香嘉智外野手から。

 昨年、レイズを率いるケビン・キャッシュ監督は162試合中149通りのラインアップを組み、実に57人もの選手を起用しました。キャッシュ監督は日々、オーダーを代えながら選手たちに複数のポジションを守らせる戦術を好むタイプです。

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