ダルビッシュや大谷翔平に求められる役割。日本人投手7人への期待は大
新型コロナウイルスの感染拡大により、米国では各州で自宅待機命令が続出しています。「早くとも5月中旬以降」で検討していたメジャーリーグの開幕もさらに遅れる可能性があり、「6月中旬までは難しい」という報道もあります。
昨年の不調を乗り越えて復活を目指すダルビッシュ有 そんな先の見通せない状況ではありますが、メジャーリーグでプレーする日本人選手は今季、それぞれの所属チームでどんな役割が求められているのでしょうか? 今回、まずは投手編です。
シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手は、今年メジャー9年目。2017年オフにロサンゼルス・ドジャースからFAとなり、カブスと6年総額1億2600万ドル(約137億6000万円)の超大型契約を結びました。
ところが最初の年は右ひじの故障により、わずか8試合の先発登板だけ。昨年もシーズン前半までは18先発で2勝4敗・防御率5.01と奮わず、本人いわく「ストライクを投げようと思っても投げられない技術レベル」でした。
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プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)