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大谷翔平の次は? メジャースカウトが
評価した若き侍戦士7人の名前 (3ページ目)

  • 永塚和志●文 text by Nagatsuka Kazushi
  • photo by AFP/AFLO

 ただ、メジャーでプレーするには当然ながら打撃力は必要になる。スカウトは源田のバッティングをどう見たのか。

「パワーがないのは仕方ないが、彼のスピードは魅力だね。外野手の間を抜くような打球を打てるようになれば、もっと可能性が広がる。事実、私の球団の上層部は源田のことをすごく気に入っている。粘り強いバッティングができるし、ファウルで相手投手の球数を増やせるのはいい。ただ、この大会では高めの速い球を空振りしていたのが目についた。まずはそこを改善できるかどうかだね」

 そして最後に挙げたのが、近藤健介(日本ハム)だ。今季、近藤は椎間板ヘルニアの手術でシーズンの大半を棒に振ったが、それまでは打率4割をキープするなど、たぐいまれなバットコントロールでヒットを量産していた。

「ミートする技術は、今回の日本のなかでは一番の選手。逆方向にもしっかり打てるし、センスは本当に素晴らしい」

 また、このスカウトは技術だけでなく、選手の"中身"も観察していると話す。いくら高い技術を持っていても、日本とはまったく違うメジャーの環境でプレーするには、メンタルの強さや人間性も重要になるというのだ。

「近藤は笑顔を浮かべていることが多く、チームメイトからも好かれるだろう。それに(10月の)飯山裕志の引退試合で、ほとんどの選手が悲しそうな表情を浮かべているなか、彼だけはニコニコしていた。あのキャラクターは貴重だと思うし、すごく興味深かった。おそらくクラブハウスにいても楽しいタイプだろう。彼のメンタリティは問題ないと思うよ」

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