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大谷翔平の次は? メジャースカウトが
評価した若き侍戦士7人の名前 (2ページ目)

  • 永塚和志●文 text by Nagatsuka Kazushi
  • photo by AFP/AFLO

 リリーフ陣では、石崎剛(阪神)に強い関心を寄せていた。

「彼については、高校のときから見ているが、当時はストレートが134キロぐらいしか出ていなかった。それが今では150キロを超えている。同じサイドスローでも又吉克樹(中日)よりも球質がいいと思うよ。もう少し変化球を磨いていけば、面白い投手になる」

 石崎に限らず、変則系の投手はアメリカに渡るチャンスが多くなると、スカウトは言う。

「アメリカでは、上から投げ下ろして角度をつける投手が多い。サイドから投げる投手もいることはいるが、少数派。打者にしてみれば、その投げ方の投手はなかなか練習できないので、ミスショットをする確率が高くなってしまうんだ」

 一方、野手陣はどうか。今回、スカウトからは3人の名前が挙がったが、最も高評価だったのが上林誠知(ソフトバンク)だ。アメリカでは、ミート力、長打力、走力、守備力、送球能力のすべてを兼ね備えた選手を"5ツールプレーヤー"と表現するが、まさに上林がこれに当たるという。

「まだ粗さはあるが、バットの芯に当たれば果てしなく飛ぶし、身体能力が高い。それに彼は顔がいい。打席でいつも落ち着いた表情をしている。メジャーに行かないといけない選手だね」

 次に挙がったのが、源田壮亮(西武)だった。今季、ルーキーながら143試合フル出場を果たし、パ・リーグの新人王に輝いた期待のショートだが、スカウトは源田の守備力を高く評価していた。

「守備範囲が広い。勘もいいし、ポジショニングもいい。なにより打球への反応が素晴らしい。打者がこのあたりに打ってくるだろうというのをわかっている。その部分に関しては、今宮健太(ソフトバンク)よりも優れているんじゃないかな」

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