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ファンの度肝を抜くWBC各国代表
メジャーリーガーの「必見プレー」 (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 昨シーズンは8月6日に敵地デンバーでのコロラド・ロッキーズ戦で、なんと504フィート(約154メートル)の超特大ホームランを打ちました。もちろんこれは、昨年のメジャー全体でもっとも大きなホームランです。近年、500フィートを超す記録はほとんど生まれていません。

 さらに2015年5月12日のロサンゼルス・ドジャース戦では、ドジャースタジアム球場史上5本目となる場外ホームランも放っています。ドジャースタジアムは1962年オープンなので、これがいかにすごい出来事かわかるでしょう。飛距離は467フィート(約142メートル)ですが、打球があまり飛ばないドジャースタジアムでは驚異的。ちなみにドジャースタジアムはWBCの決勝の舞台なので、アメリカ代表が出場すればスタントンに期待が集まるのは間違いないでしょう。

 ただ、スタントンの魅力は飛距離だけではありません。打球の速さも要チェックです。今、メジャーで話題となっている最新技術『STATCAST(※)』によると、昨年6月9日のミネソタ・ツインズ戦でスタントンが打った内野ゴロの打球の初速が、なんと123.9マイル(約199キロ)をマークしたのです。この規格外の打球の速さは、アメリカでも大いに話題となりました。スタントンはたとえゴロを打ったとしても、その打球のスピードにぜひ注目してください。

※STATCAST(スタットキャスト)=メジャーリーグ専門チャンネル『MLBネットワーク』が設立した専門分野で、最新テクノロジーを駆使してグラウンド上でのプレーを瞬時に細かく数値化する技術。

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