ダルビッシュの新女房役獲得でレンジャーズがリーグ優勝最有力 (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 そして東地区3位のボストン・レッドソックスは、7月7日からオールスター期間をはさんだ約1週間のあいだに4件ものトレードを成功させました。アリゾナ・ダイヤモンドバックスからアンダースロー右腕のブラッド・ジーグラー(2勝5敗21セーブ・防御率2.45)や、サンディエゴ・パドレスから今年のオールスターでも登板した先発右腕のドリュー・ポメランツ(8勝9敗・防御率3.09)などを獲得。そして8月1日には、ミネソタ・ツインズから救援左腕のフェルナンド・アバッド(1勝5敗1セーブ・防御率2.80)も手に入れました。

 特にレッドソックスがブルペンの補強に力を入れたのは、リリーフ投手陣の防御率が急落したからです。4月~5月がメジャー6位の防御率3.22だったのに対し、6月~7月はメジャー22位の防御率4.32。田澤純一投手、上原浩治投手、そしてクローザーのクレイグ・キンブレルが軒並み故障者リスト入りしたのが痛手でした。補強したリリーフ陣は、レッドソックスにとって大きな救いとなるでしょう。

 一方、中地区でトレードを成功させたチームは、6月17日から7月1にかけて球団新記録の14連勝をマークし、一気に首位へと躍り出たクリーブランド・インディアンスです。

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