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メジャー史上7人だけの快挙。イチロー日米通算2000得点の価値 (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by Getty Images

 一方、イチロー選手はメジャー14年間で一度もリーグ1位になったことはありませんが、デビュー以来8年連続100得点以上をマークしました。これは不動の1番バッターとして、その役割を担った証(あかし)と言えるでしょう。9月4日現在、メジャー通算1343得点は現役選手のなかで6位の記録になります。

 イチロー選手が2013年に日米通算4000安打を達成した際、大きな話題となりました。しかし、今回の日米通算2000得点も、同じぐらい高く評価されてよい大記録だと思います。これを機に、「得点」という記録を日本でも再評価してもいいのではないでしょうか。野球の原点を振り返る意味でも、塁に出て、そしてホームに帰ることで生まれる「得点」という記録に、みなさんもぜひ注目してみてください。

著者プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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