メジャー史上7人だけの快挙。イチロー日米通算2000得点の価値 (2ページ目)
通算最多得点でメジャーリーグ歴代1位の選手は、メジャー生活25年間で計2295得点をマークしたリッキー・ヘンダーソン(1979年~2003年/オークランド・アスレチックスほか)です。彼は「世界の盗塁王」として有名で、1991年に当時ルー・ブロック(1961年~1979年/セントルイス・カージナルスほか)の持っていた通算938盗塁のメジャー記録を塗り替え、最終的に通算1406盗塁という大記録を打ち立てました。
【メジャーリーグ通算得点記録】
第1位 リッキー・ヘンダーソン 2295得点
第2位 タイ・カッブ 2246得点
第3位 バリー・ボンズ 2227得点
第4位 ハンク・アーロン 2174得点
第4位 ベーブ・ルース 2174得点
第6位 ピート・ローズ 2165得点
第7位 ウィリー・メイズ 2062得点
(イチロー 日米通算2000得点)
第8位 スタン・ミュージアル 1949得点
しかしながら、ヘンダーソンの最終目標は「世界の盗塁王」ではなく、「世界の得点王」になることだったのです。ヘンダーソンは現役時代、このような言葉を残しています。「自分が出塁して盗塁するのは、すべて得点のためにある。自分にとって最大の目標は、タイ・カッブが持つ通算2246得点のメジャー記録を更新することだ」。
ヘンダーソンは「世界の得点王」になるべく、全盛期の勢いから衰えつつもメジャーリーグでプレーし続けました。そして1991年に盗塁のメジャー記録を塗り替えたあと、2001年には当時ベーブ・ルースの持っていた通算2062四球のメジャー記録を更新し、さらに同年、タイ・カッブの歴代最多得点数を越したのです。結果、ヘンダーソンは2003年の44歳までプレーし、さまざまなメジャー記録を更新し続けました。
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