2014.11.12

8年ぶりの日米野球。このメジャーリーガーは必見だ!

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu photo by Getty Images

 2006年以来、8年ぶりとなる日米野球がいよいよ開幕します。それに伴(ともな)い、現役メジャーリーガーが次々と来日してきました。今シーズンを沸かせたプレイヤーも大勢やってきたので、今回はぜひとも見てもらいたいメジャーリーガーを紹介したいと思います。

カンザスシティ・ロイヤルズの快進撃を支えたキャッチャーのサルバドール・ペレス まず、最初に取り上げるべき選手は、シアトル・マリナーズのロビンソン・カノ(32歳)でしょう。ニューヨーク・ヤンキース時代は松井秀喜選手と5年間一緒にプレイし、2009年のワールドシリーズ制覇にも貢献した現役屈指のバッターです。昨年12月に10年総額2億4000万ドル(約240億円・当時)という大型契約でマリナーズに電撃移籍したときは、メジャーファンを大いに驚かせました。

 今シーズンも打率.314・14本塁打・82打点と変わらぬ活躍を見せ、メジャー史上10人目となる「デビュー以来10年連続50長打」を樹立しました。6年連続・打率3割以上というバッティング技術、コンスタントに長打をマークし続けるケタ外れのパワー、さらにシーズン100三振を一度も記録したことのないミート力……。まさに、本場メジャーの超一流バッターと言えるでしょう。今回の日米野球では3番を任されると思います。

 次に紹介したいのは、ロサンゼルス・ドジャースのヤシエル・プイグ(23歳)です。キューバから亡命し、昨年6月に彗星のごとく現れて大ブレイクし、一躍若手スターの仲間入りを果たしました。プイグの注目すべきポイントは、爆発的なパワーと、類(たぐい)まれなスピード、そしてメジャー屈指の強肩という、三拍子そろった「万能ぶり」です。

 ドジャースのドン・マティングリー監督が初めてプイグを見たとき、ボー・ジャクソン(1986年~1994年)の名前を引き合いに出して絶賛しました。ボー・ジャクソンとは、MLBでは強肩強打の外野手として人気を博し、一方NFLではランニングバックとしてプロボウルにも選出された、元祖二刀流の万能プレイヤーです。抜群の身体能力を誇ったマルチアスリートですが、その彼を彷彿とさせるダイナミックでエキサイティングなプレイがプイグの持ち味と言えるでしょう。「これぞメジャー!」というプレイをきっと披露してくれるはずですので、ぜひとも日米野球で彼の暴れっぷりを堪能してください。