2014.11.16

アメリカの主砲ロンゴリアが語った「前田健太と大谷翔平」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

 日米野球が8年ぶりに開催された。11月11日に行なわれた「日本プロ野球80周年記念試合」では、大リーグオールスター選抜が、巨人・阪神の連合チームから3本のホームランを放ち快勝。なかでも、タンパベイ・レイズの主砲であるエバン・ロンゴリアは特大の満塁アーチを放ち、観客の度肝を抜いた。そのロンゴリアに日本の野球について話を聞くことができた。

メジャーデビューした2008年に27本塁打を放ち、ア・リーグ新人王に輝いたロンゴリア

―― 甲子園球場での試合ではバックスクリーンへの満塁ホームラン。いいものを見せていただきました。

「あの試合は少しナーバスになっていたんです。僕はどの試合でも緊張する方なんですが、まず甲子園スタジアムの、あの応援スタイルに驚いてしまって(笑)。アメリカのファンとはまた違った情熱で、掛け声だったり、ドラムの音だったり、とにかくファンが熱狂的で独特な雰囲気ですよね。さっきも、他の人とそのことについて話していたんですよ。ホームランについては、あのファンの前でプレイすることにも慣れてきて、初球だったのですが、いいボールが来たので思いきり振り抜いて打つことができました。理想の打球でした」

―― 日本の球場の印象についてお聞かせください。

「甲子園は100年近い歴史があると聞いたのですが、フェンウェイパークも長い歴史がありますからね。フェンウェイは自分が子どもの頃にテレビで見てきた球場で、そこで自分が観客席でなく野球選手としてプレイをしている。何というか、そういう歴史を感じながらプレイできるなんとも言えない喜びがある球場なんです。甲子園も同じような感覚がありました。施設的にはいろいろと兼ね備えた球場ではないですが、何よりも長い歴史がある。だからこそ多くの人が集まるんだと感じました。あと、内野に芝がない球場でプレイしたのは高校生以来でした。甲子園ではいい時間を過ごすことができました。その次の日にプレイした京セラドームは本当にきれいな球場でしたね。僕の本拠地(トロピカーナ・フィールド)と同じドーム球場でしたし、いつも通りプレイできました」

―― 来日してまだ数日しか経っていませんが、日本の印象について教えて下さい。

「日本は街がきれいですよね。大きな都市ですけど、ゴミが落ちていない。食べ物に関しては、僕は和食が大好きなんです。寿司、ラーメン、うどん。あと、名前はよくわかりませんが、肉や魚を串で刺したもの。アメリカで、美味しい日本食レストランを教えてもらうと必ず行っています。今回は忙しくて、まだ自分たちの足で街に繰り出す機会がないのですが、何とか時間を作って歴史を感じさせるスポットなどにも行ってみたいですね」