アメリカの主砲ロンゴリアが語った「前田健太と大谷翔平」 (3ページ目)
エバン・ロンゴリア/1985年10月7日生まれ。2006年にタンパベイ・デビルレイズ(現・レイズ)から全米ドラフト1位指名(全体3位)される。08年にメジャー昇格。打率.272、27本塁打、85打点という活躍でアメリカン・リーグ新人王(満票)に輝く。メジャー通算7年で、ホームラン184本、打率.271、打点635。オールスターに3回選出され、ゴールドグラブ賞2回、シルバースラッガー賞1回―― 今回の日本チームには将来が期待される若手選手が多く揃いました。京セラドームの試合では、対戦はなりませんでしたが、大谷翔平投手が登板しました。ベンチから見た印象をお聞かせください。
「ピッチャーとしても、バッターとしても凄いと聞いていましたし、彼が今シーズン残した数字も知っています。大阪での試合は、もちろんベンチから見ていました(笑)。1回を無安打に抑えるなど、しっかり結果を出しました。彼をはじめ“侍チーム”には本当に才能のある選手が多い。これからも多くの日本選手がメジャーでプレイすることになると思います」
―― 具体的に、大谷投手のどのあたりが良かったですか。
「体も大きいし、真っすぐが速い。もっと体が大きくなれば、常時160キロを出せるだけの才能があると感じました。この前は真っすぐがほとんどだったけど、それでもきっちり抑えましたから。本当にこれからが楽しみな選手だと思います」
―― 大谷選手のバッティングも見てみたかったですか?
「もちろんです。どんなバッターなのかすごく興味があります」
―― では、最後の質問です。もし彼がメジャーに行った場合、今のようにピッチャーとバッターを両立することは可能だと思いますか?
「ノー!」
そう即答し、ロンゴリアは多くのスタッフに囲まれて、次の目的地であるアメリカ大使館へと向かったのだった。
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