【大学野球】メジャースカウトも熱視線の最速156キロ右腕 「おまえがプロは無理」と言われても吉川凌平が貫いた信念 (4ページ目)
そして、その可能性をもっとも信じているのは、ほかならぬ吉川自身なのかもしれない。「もし、プロに進めたとしたら?」と、仮定の質問をすると、吉川は穏やかな笑顔でこう答えた。
「ワクワクしかないです。1年中、野球のことだけを考えて生活できるなんて、最高です。大学日本代表候補合宿の時も野球への意識の高い選手ばかりでしたけど、プロはそれ以上ですものね。そういう人と話すのは楽しいので、早くその舞台に行きたいです」
高校時代から注目を浴びたエリートではなくても、20歳を超えて花を咲かせる選手が出現する。これぞ大学野球の醍醐味だ。
今年7月で22歳になる吉川が抱く今の野望は、「日本の顔になること」。"一念岩をも通す"を実践してきた男だけに、その言葉には夢物語とは思えない説得力があった。
著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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