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【夏の甲子園2025】批判渦中の広陵、エースの度胸で初戦突破 指揮官は涙「選手ありきの高校野球なんで...」 (3ページ目)

  • 元永知宏●文 text by Motonaga Tomohiro

 次戦は津田学園(三重)との対戦が決まっている。

「甲子園のような大一番になればどうしても力が入るし、『打たなくちゃ』とプレッシャーがかかる。なるべくそうならないようにと思いますけど、今日は監督が一番、力が入っていましたね。

 次の試合も勝とう勝とうとはせずに、自分たちの持っているものを全部出してほしい。出た結果はしっかりと受け止めて戦っていきます。エラーやフォアボールは野球につきもの。それを責めることはありません」

 厳しい風が吹き荒れているなかで、彼らはどんなプレーを見せるのか。それを最後まで見届けたい。

著者プロフィール

  • 元永知宏

    元永知宏 (もとなが・ともひろ)

    1968年、愛媛県生まれ。 立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。 大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。著書に『荒木大輔のいた1980年の甲子園』(集英社)、『補欠の力 広陵OBはなぜ卒業後に成長するのか?』(ぴあ)、『近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る』(集英社)など多数。2018年から愛媛新聞社が発行する愛媛のスポーツマガジン『E-dge』(エッジ)の創刊編集長

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