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【高校野球】山本昌が春の甲子園で光った6人の3年生投手を解説「奥川恭伸を彷彿」「怪物クラスの大物になるポテンシャル」 (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

初戦の千葉黎明戦で完封勝利を挙げた智辯和歌山・渡邉颯人 photo by Sankei Visual初戦の千葉黎明戦で完封勝利を挙げた智辯和歌山・渡邉颯人 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る渡邉颯人(智辯和歌山3年/180センチ・88キロ/右投右打)

体のバランスがすごくよく、高校生ながら完成度が高い投手だと感じました。背中側へ反るフォームで、アウトステップを指摘されることもあるでしょうが、私は全体のバランスがいいので問題ないと感じます。アウトステップでも、西勇輝くん(阪神)のように大成している投手もいますからね。体重移動時に左肩がホーム方向へのラインから一度外れるのですが、最後には戻ってきます。右腕が真上のいい位置から出てきて、ストライクゾーンへいきやすい腕の振りになっています。ただ、左肩がラインから外れて、そのまま戻ってこない時があるのは改善したいところですね。球筋がバラける頻度が減って、さらに安定感が増しそうです。

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