【選抜高校野球】二松学舎・市原監督が振り返る43年前、PL学園との決勝戦 「あの時の悔しさが今も残っている」 (4ページ目)
市原監督にはセンバツ決勝戦の悔しさが残っているという。
「あの時、決勝戦でPL学園に2対15という大差で負けたんです。野手たちは決勝で大敗しても『準優勝だ』と思ったかもしれませんが、ピッチャーだった私はそういう感情にはならなかった。おそらく監督もそうだったでしょうね。決勝での負け方にはインパクトがありました。あの時の悔しさが今も残っています。だから、今も高校野球に関わっているのかもしれません」
二松学舎は3月23日、花巻東(岩手)と対戦する。市原監督はこの大会で、17歳の時の悔しさを晴らすことができるだろうか。
著者プロフィール
元永知宏 (もとなが・ともひろ)
1968年、愛媛県生まれ。 立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。 大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。著書に『荒木大輔のいた1980年の甲子園』(集英社)、『補欠の力 広陵OBはなぜ卒業後に成長するのか?』(ぴあ)、『近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る』(集英社)など多数。2018年から愛媛新聞社が発行する愛媛のスポーツマガジン『E-dge』(エッジ)の創刊編集長
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