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【選抜高校野球】甲子園を沸かせる注目野手10人 走攻守揃うアスリートからヴェールに包まれた超大物スラッガーまで (10ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

身長194センチ、体重97キロの大型スラッガー・山梨学院の菰田陽生 photo by Kikuchi Takahiro身長194センチ、体重97キロの大型スラッガー・山梨学院の菰田陽生 photo by Kikuchi Takahiroこの記事に関連する写真を見る菰田陽生(山梨学院2年/投手/194センチ・97キロ/右投右打)

ヴェールに包まれた超大型スラッガー。身長194センチ、体重97キロと見るからに"怪童"のムードが漂う。投手としても最速146キロを計測する有望株だが、昨秋の関東大会で目を見張ったのはその打撃力。打席での構え姿にオーラがあり、インパクトに爆発力がある。4打席立たせたら、どれだけの豪打を見せてくれるのかと夢想してしまう。投手としてマウンドに立った際の二塁牽制の素早いターンを見る限り、身のこなしも悪くない。兄・朝陽(上武大)は拓大紅陵時代に50メートル走5秒台の快足を武器にドラフト候補になったが、弟はまったく毛色が異なるタイプ。これから本格的な歴史が始まる、末恐ろしい怪素材だ。

著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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