【ドラフト2024】山本昌が上位候補の左腕7人を徹底解説 将来の侍ジャパンのエース候補の逸材も (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

最速153キロを誇る環太平洋大・徳山一翔 photo by Ohtomo Yoshiyuki最速153キロを誇る環太平洋大・徳山一翔 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る徳山一翔(環太平洋大/177cm・87kg/左投左打)

軸足一本で立つ姿がきれいで、バランスのとれたフォームだと感じます。投球練習時よりも実際に打者が打席に立ったほうが力感が出て、ボールの勢いがありました。高校時代は控えだったそうですし、大学生とはいえまだ大きな伸びしろを感じます。ストレートにしても変化球にしても、キレ・精度を高める余地は残っています。技術的に気になるのは、トップで肩甲骨が開ききる前に投げているように見えるところ。トップに入る寸前に一瞬、間(ま)をつくれるようになると、腕の振りがさらによくなりそうです。

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