夏の甲子園で輝いた好投手を山本昌が解説 「こんなにすばらしいピッチャーがいたのか」と絶賛したのは? (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

最速149キロを誇る興南のエース・田崎颯士 photo by Ohtomo Yoshiyuki最速149キロを誇る興南のエース・田崎颯士 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る田崎颯士(興南/177cm・61kg/左投左打)

まず「こんなにすばらしい投手がいたのか......」と率直に驚きました。「投手らしい投手」という印象の体つきと腕の振り。左肩を大きく回してテイクバックを大きくとり、左腕をしならせる使い方は、僕の好みです(笑)。将来は先発投手として大きく羽ばたいてほしいですね。まだまだ線が細いので、これから体が仕上がってくれば技術的にもっと伸びるはずです。今は体重移動時に上体が前屈みになって、「く」の字の形になっています。上体が真っすぐに立って移動できるようになれば、もっと左腕が振れるようになりそうです。大学進学予定とのことですが、これからも注目していきます。

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