夏の甲子園で輝いた好投手を山本昌が解説 「こんなにすばらしいピッチャーがいたのか」と絶賛したのは? (5ページ目)
夏の甲子園では全試合リリーフで登板した関東一・坂井遼 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る坂井遼(関東一/178cm・78kg/右投右打)
絶対的なリリーフとして決勝進出に導いた活躍ぶりは見事でした。たくましい体と鋭い腕の振り、最速151キロを計測した力強いストレートは目を引きました。悪いカウントからでも半速球で簡単にストライクがとれる器用さも印象的で、決してパワーだけの投手ではないと伝わってきました。少し気になったのは、軸足(右足)の使い方。ヒザを真下に折ってから体重移動をしていたのですが、力をロスしているように見えました。体重移動するなかで自然とヒザが折れる形にできれば、今まで以上に腕が振れるようになるはずです。
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