今夏甲子園出場校の「現役NPB選手輩出ランキング」大阪桐蔭、横浜不在で1位は? (2ページ目)

  • 戸田道男●text by Tada Michio
  • photo by Okazawa Katsuro

6位=7人
八戸学院光星(青森)
坂本勇人(巨人)、北條史也(阪神)、田村龍弘(ロッテ)、八木彬(ロッテ)、武岡龍世(ヤクルト)、伊藤大将(ソフトバンク)、佐藤航太(ソフトバンク)

日大三(西東京)
山﨑福也(オリックス)、髙山俊(阪神)、横尾俊建(楽天)、坂倉将吾(広島)、櫻井周斗(DeNA)、伊藤裕季也(楽天)、井上広輝(西武)

慶応(神奈川)
山本泰寛(阪神)、矢崎拓也(広島)、植田将太(ロッテ)、柳町達(ソフトバンク)、津留﨑大成(楽天)、木澤尚文(ヤクルト)、正木智也(ソフトバンク)

星稜(石川)
高木京介(巨人)、島内宏明(楽天)、岩下大輝(ロッテ)、北村拓己(巨人)、山瀬慎之助(巨人)、奥川恭伸(ヤクルト)、内山壮真(ヤクルト)

10位=6人
近江(滋賀)
植田海(阪神)、京山将弥(DeNA)、北村恵吾(ヤクルト)、林優樹(楽天)、龍空(中日)、山田陽翔(西武)

智辯学園(奈良)
岡本和真(巨人)、廣岡大志(オリックス)、福元悠真(中日)、松本竜也(広島)、前川右京(阪神)、村上頌樹(阪神)

 広陵は野村、小林がバッテリーを組み、2007年夏の甲子園準優勝を筆頭に、社会人出身のルーキー・河野佳(広島)まで11人中10人が甲子園経験者。唯一、佐野だけが甲子園出場がない。

 9人の仙台育英も甲子園出場がないのは松原だけ。同じく9人の履正社もT−岡田だけが甲子園不出場。やはり甲子園組が、大舞台での活躍を経てプロへの道を切り拓くケースが多い。

 その意味でまったく異色なのが7人の現役NPB選手がいる慶応で、甲子園組はゼロ。矢崎、柳町、木澤尚文ら7人全員が慶大に進んで、神宮での活躍をプロ入りへの道につなげている。しかし、今年の春夏連続出場で「甲子園組」となる慶応の選手たちから将来のNPB選手が生まれる可能性も十分だ。

 7人の八戸学院光星、星稜、6人の近江、智辯学園の4校は、現役NPB在籍選手全員が甲子園組。いかにコンスタントにプロ選手を生み出し、しかも甲子園の常連校であるかの証明と言える。

 ちなみに、今夏の甲子園を逃した大阪桐蔭出身の現役NPB在籍選手は21人、横浜高校は16人、東海大相模が14人。さすが全国屈指の強豪校と呼ばれるだけの人数だ。

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