身長194cm、最速150キロ超えの京大医学部・水口創太。理学療法士の資格をとり、「プロで活躍」を目指す (3ページ目)

「甲子園よりプロ」の気持ちが強かった

ーーそして、滋賀県の膳所高校に進学します。地元で有数の公立進学校ですが、いつ頃からいきたいと考えていましたか？

水口　中学１年からですかね。わりとテストは点数も取れていたので、膳所にいけたらいいなと思っていました。憧れみたいな感じです。いきたい気持ちが強かったので、ずっとモチベーションが落ちることもなかったです。受験では、手応えとして受かるとは思っていたんですけど、合格した時はホッとしたって感じですかね。

ーーただ野球の側面から見ると、膳所高校よりも野球部が強い高校、甲子園が狙える学校があると思いますが、当時はどんなことを考えていたのですか？

水口　実は膳所はグラウンドも充実していて、野球をするのにすごく環境がよかったんです。甲子園にいきたいっていうよりは、自分の力を磨きたいとの気持ちがありました。もちろん、プロにいきたいというモチベーションもずっとありました。

ーー甲子園よりもプロにいくのが目標だったと。

水口　野球を始めた時からプロ野球選手が夢だったので、甲子園ももちろんいきたかったですが、最終的にはプロを目指していました。その頃は、実力的にも甲子園にいけるところまでではなかったんで、大学へ進学してからプロというのを、考えてやっていました。

ーー長期計画ですね。受験勉強も必要ですし、プロにいくための練習をしないとならない。

水口　両方ともしっかりやっておきたいっていうのがありましたね。

ーー膳所高校での最後の夏の大会は、どんな結果でしたか？

水口　３回戦で負けました。コールド負けです。僕が５回まで投げました。