大会No.1投手は誰か。山本昌の「レジェンド・レポート」2022センバツ編 (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

センバツで146キロをマークした木更津総合のエース・越井颯一郎センバツで146キロをマークした木更津総合のエース・越井颯一郎この記事に関連する写真を見る越井颯一郎(木更津総合/178センチ・75キロ/右投右打/2回戦)

今大会では近江の山田くんと並ぶ146キロの最高球速を出したと聞きました。腕の走りとボールを切る場所がすごくいいと感じますし、タテ変化がよく曲がりそうな腕の振りをしています。その一方で、1球1球のテンポがすごくよく、独特のリズムを刻むフォームを含め、「柔」と「剛」を混ぜ合わせた投球スタイルだと感じます。課題を挙げるとすれば、全体的にボールが高めに集まるところ。今のところ、ボールが一番走るのが高めのゾーン。それでも、奥川恭伸くん(ヤクルト)の高校時代もそうでしたが、今は修正できています。体をつくりながら、強い球を低めに集められるようになるとすばらしい投手になれるはずです。

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