山本昌が夏の甲子園12人の好投手を診断。「全国で一番打ちづらい」と絶賛したのは?

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

田村俊介との二枚看板でチームを3年ぶりの甲子園に導いた寺嶋大希田村俊介との二枚看板でチームを3年ぶりの甲子園に導いた寺嶋大希この記事に関連する写真を見る寺嶋大希(愛工大名電/179センチ・76キロ/右投右打)

 甲子園では初戦敗退でしたが、ストレートの走りのよさに目を奪われました。腕を振る位置がやや低く、縦変化より横変化を得意とするタイプ。投げっぷりがよく、コントロールも安定しており、大きな欠点はありません。140キロ台中盤をコンスタントにマークするように、馬力もあります。強いて言えば、もう少しヒジが上がってリリースの位置が高くなってくると、よりボールが走るはずです。現時点ではあまり緩急を使えるタイプではなさそうなので、プロではリリーフとして大成しそうです。これだけの好投手なら、地元・ドラゴンズも放っておかないでしょう。

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