センバツでスカウトが注目した12投手。大会ナンバーワンと評されたのは? (6ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

準々決勝の福岡大大濠戦で3安打完封、14奪三振の好投を見せた東海大相模・石田隼都準々決勝の福岡大大濠戦で3安打完封、14奪三振の好投を見せた東海大相模・石田隼都石田隼都(東海大相模/183センチ・73キロ/左投左打)

「大型左腕のわりに器用という印象です。コントロールがよく、(相手を)上から見下ろすようなマウンドさばきもいい。チェンジアップもうまく扱えているし、ほしいと思う球団はあるでしょうね。リリーフ登板した初戦(東海大甲府戦)で146キロを記録したみたいだけど、こんなにスピードが出るんだと思いました。もっと体ができて、常時140キロ中盤を投げられるようになれば、面白い投手になると思います」(パ・リーグスカウトA氏)

「好投手であることは間違いないですが、スピードとコントロールの精度をもうワンランク上がればいいかなと思います。高めの速い真っすぐは高校生なら振ってくれますが、上の世界に行けばしっかり見逃してくるので、苦しい投球を強いられると思います。育成選手として育ててみたいですけど......大学に行ってどれだけ伸びるか見てみたいですね」(セ・リーグスカウトD氏)

6 / 12

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る