ドラフト上位候補がズラリ。
選りすぐりの地方大学12人の逸材たち (4ページ目)
ほかにも投手では、昨年秋に中国六大学リーグで7勝を挙げた最速151キロ右腕の中内亮太(東亜大)、春前の関東遠征で評価を高めた最速153キロ右腕の赤上優人(東北公益文科大)も全国の舞台で猛者たち相手にどんな投球をするのかを見たかった逸材だ。
また、毎年「人材難」と囁かれる捕手でも、強肩の萩原哲(創価大)、強打の古川裕大(上武大)と注目選手がおり、スカウトたちも彼らのプレーを楽しみにしていたはずだ。
だが、惜しんでばかりもいられない。あるスカウトは「どれだけ課題を持って取り組めたかが大事」と話すように、限られた環境のなかでも自らを高めることができた選手が評価を上げていくのだろう。
苦境のなかからスターダムへと駆け上がるシンデレラボーイの出現によって、秋のドラフト戦線を賑わせてくれることを願いたい。
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