山崎武司が夏の強打者10人を診断。「育てたい」という意外な球児は? (9ページ目)
昨年夏の甲子園も経験している花咲徳栄のスラッガー・井上朋也井上朋也(いのうえ・ともや/花咲徳栄2年/180cm80kg/外野手/右投右打)
彼も体に力があって、バットを強く振れますね。高いポテンシャルを感じます。頑丈そうだし、たくさん練習ができる指導しがいのある打者なのでしょう。少し気になるのは、まだ打撃の基本動作を把握できていないように見えること。本来であれば、右ヒザがホーム方向に残って左足が前にいく、いわゆる「割れ」の形をつくるのが基本。井上くんの場合はボールを呼び込む際に軸足が早めに前にいってしまい、力が抜けてしまうことがあります。割れの形をしっかり作れるようにしたいですね。
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