山本昌が絶賛する夏の甲子園出場10投手。将来性と課題をリアル解説 (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

最速152キロを誇る本格派右腕の津田学園・前佑囲斗最速152キロを誇る本格派右腕の津田学園・前佑囲斗前佑囲斗(まえ・ゆいと/津田学園3年/182cm87kg/右投右打)

今春のセンバツでも好投した投手ですが、体格的に恵まれて将来性のあるすばらしい素材だと感じます。惜しいのは、軸足(右足)で立ったあと、すぐに右ヒザを折って体重移動をすること。ボールが高めに浮く原因はここでしょうし、せっかくの長身なのにボールに角度がつきにくい投げ方です。とはいえ、これから大人になるにつれ体ができてくれば、軸足でしっかり立って真っすぐ自然にホーム方向へ体重移動できるようになるはずです。角度が使えるようになれば、大化けする可能性があります。

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