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高校野球の強豪校OBで
プロ野球チームを組んでみた! PL学園編 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 岡沢克郎●写真 photo by Okazawa Katsuro

【サード】
高卒1年目でレギュラー抜擢のミスタードラゴンズ
立浪和義(元中日)

 PL時代はチームメイトが「タツ(立浪)が怒られるのを見たことがない」と言うほど、走攻守で完璧なプレーを披露。3年時には主将として春夏連覇を達成した。プロ入り後もたぐい稀な野球センスを武器に、高卒ルーキーながら開幕スタメンに名を連ねるなど、ミスタードラゴンズとして長くチームを支えた。


【ショート】
守備の人から努力を重ね超一流打者に
宮本慎也(元ヤクルト)

 派手さはないが、数多くの名手をプロに送り込んだPLのショートにあって、ゴールデングラブ賞10回と守備力の高さは群を抜く。かつて野村克也監督に「自衛隊(守りだけの意)」と揶揄(やゆ)されるほど守備の人だったが、年を重ねるごとに打撃も進化。12年に2000本安打を達成し、超一流打者の仲間入りを果たした。


【レフト】
ノムさんも惚れ込んだ安打製造機
◆新井宏昌(元近鉄ほか)

 法政大時代、当時南海の監督だった野村克也が新井のバッティングに惚れ込み獲得を進言したという逸話もある。体重70キロに満たない細身の体から、抜群のバットコントロールでヒットを量産。近鉄時代の87年にはリーグ最多の187安打を放ち、首位打者を獲得。引退後はイチローを育てた名伯楽としても知られている。

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